『ムーンライト』 アカデミー章受賞作品✨ララランドを超えた!!誰もが美しい映像の虜になる
こんにちは!
今回はアカデミー章作品賞、助演男優賞、脚色賞を受章した
『ムーンライト』を紹介します!🌙
2016年 アメリカ 111分 R15+
配信サービス
- U-NEXT
- amazon prime video
- Hulu
- Netfilix
貧困、麻薬、イジメ、育児放棄などの社会問題も取り上げられています。
暗いイメージのかもしれませんが、美しい映像と音楽によって映画の中に引き込まれます!
この映画は三部作になっていてます。
第1章 幼少期
第2章 少年期
第3章 青年期
主人公が大人になっていき、恋愛へと発展していくストーリーです。
あらすじ
麻薬地区で麻薬常習犯の母と一緒に暮らす主人公のシャロン。母は薬のことしか頭になく、育児放棄をしていた。
シャロンは華奢な体で大人しいことを理由に学校ではイジメを受けていた。唯一の友人であるケビンと幼少期を過ごす。
(左 シャロン)(右 ケビン)
シャロンがイジメられているのを見て気にかけた麻薬のディーラー、ファン。
ファンはシャロンをご飯に連れていった。
口は全然きいてはくれなかったが、帰りたくなさそうにしているシャロンを見て妻のいる自宅へと招いた。そして、その翌日シャロンを家まで送った。
シャロンの家に着くと麻薬中毒の母がいた。それを見たファンの心の中に罪悪感が生まれ、その後もシャロンの様子を見に来くる様になる。
ファンはシャロンに泳ぎ方を教え、息子の様にたくさんのことを教えてくれた
「自分の道は自分で決めろよ。周りに決めさせるな。」
そう教えてくれた。
シャロンにとって、ファンが自分の居場所になっていた。
シャロンは成長したが、イジメは続いていた。
唯一の友人ケビンとは変わらず仲が良かったものの、シャロンはケビンに対し恋愛感情が生まれていたことに気が付く。しかし、その気持ちは自分の心に秘めたまま。
ある日、シャロンは海辺へ行くとケビンもいた。
そしてそこで自分たちの愛を確かめあった。
しかし、その次の日にシャロンは裏切られてしまう。
シャロンはたくさんの辛い経験を経て大人になっていく。
感想
この映画はとにかく主人公の境遇が辛く、私もすごく辛くなってきてしまいました。
イジメ、育児放棄、裏切り、貧困、麻薬などの問題が多く全体としては暗いです。
しかし、それ以上に映像美や音楽、シャロンを支えてくれるケビン、ファン、ファンの妻との関係性がとても美しく感じられました。
母との関係の変化も見どころだと思います。
とにかく美しいと感じさせられました!
私はこの映画を2回ほど見返しました😉
『ラ・ラ・ランド』を超えた理由も見たら分かるのではないでしょうか!
人種差別問題
映画とは話がずれるのですが、
今、ジョージフロイドさんの事件がきっかけで多くの国で黒人差別のデモが起きています。
今年5月25日 アメリカ
白人の警察官が、アメリカ人の黒人ジョージフロイドさんの首を膝で強く踏みつけ死亡させた事件が起こりました。この事件の動画はSNS上にアップされたことで、黒人差別の現状が明るみに出ました。世界各国で黒人差別のデモが起きています。SNS上でも多くの有名人や一般人たちが真っ黒の画像と共に#blackouttuesday と投稿し、黒人差別に対して抗議しています。
アメリカでは新型コロナウィルスでの黒人の死亡割合が白人に比べ圧倒的に高いことがわかっています。これは黒人が治療を受けれる環境が整っていないことがわかります。貧困や差別様々な理由があると思います。
黒人差別、人種差別問題は今後も長い期間に渡り続くと思います。私たちは人種差別と戦うために変わらなければなりません。
少しでも多くの人が人種差別問題について関心を持ち、どう行動すべきか考える必要があります。
人種差別をテーマにしている映画を通して、学ぶことができたらなと思い、次回は人種差別をテーマにしている映画を紹介したいと思います!
最後まで読んで頂きありがとうございました☺️