『それでも夜は明ける』 ある日突然… 12年間の奴隷生活

 

今回は『それでも世は明ける』をご紹介します!

 

まだ奴隷制度が残る80年代アメリカを舞台にした衝撃の実話です!

主人公のソロモン・ノーサップの12年間の奴隷自伝です。

 

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2013年 134分 アメリ

 

配信サービス

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あらすじ

1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク。ヴァイオリニストとして生活している自由黒人のソロモン・ノーサップ。妻、娘、息子と幸せに暮らしていた。

 

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ある日、友人の紹介で二人組の男に周遊公演に参加しないかと誘われた。ソロモンは心受け入れた。お酒を飲みながら談笑していたのだが、ソロモンは激しく酔ってしまう。

 

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目が覚めると、薄暗い部屋、手と足は鎖で繋がれていた。ソロモンは二人組の男たちによって、奴隷として売られていたのだ。自由黒人だと主張するものの聞き受けられず、収容所へと移送される。

ここから12年間の奴隷生活が始まった。

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鞭打ち、首吊り、まともな食事も与えられない地獄の様な日々。

愛する家族との別れ。

 

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絶望の中でも決して人として生きることを諦めなかった。

 

ソロモンが体験した衝撃の実話!!

 

 

 

 

感想

この映画は黒人差別を学ぶにはとてもいい映画だと思います!

黒人がどんな扱いを受けてきたのか映画を通して理解できると思います。今こそ見るべき映画です!

 

白人の主人が自分の黒人奴隷を取り返しにきたシーンがあります。その黒人奴隷は自分の主人が迎えにきてくれたことを喜び、主人の元へ帰ります。主人も安心していた様子だったのですが、私には黒人奴隷を人としてではなく、まるでペットを迎えにきたかの様に見えました。

黒人は人としての扱いを受けていません。映画の中でも、「これは俺の所有物だ。」「俺が購入したんだ。」など所有物として見ています。

 

 

 

⚠️ここから少しネタバレ含みます⚠️

 

 

 

 

 

ソロモンがパッツィ(同じの農園で奴隷として働いていた黒人女性)と最後の別れをするシーン。ここのシーンが一番悲しくて苦しかったですね。

ソロモンの友人が迎えにきて、奴隷から解放された時。ソロモンが馬車で農園を出発し、パッツィにそっと手を振ります。ソロモンを頼りにしていたパッツィにとってソロモンがいなくなることは絶望だったのでしょう。ソロモンが前を向いた瞬間にパッツィは倒れてしまいます。

 

ソロモンは奴隷から解放されたものの、そこに残っている奴隷たちは奴隷としての生活は変わりありません。パッツィのその後はどうなってしまったのか、考えるだけでも悲しくて苦しいです…。

 

また、この映画の特徴の一つとして、映画の時系列です。

この映画の冒頭は、プラット(ソロモンの奴隷名)としての生活から始まります。その後にソロモンの話が始まります。時系列が逆になっていたため、なぜこの状況なのか、混乱しました。これはスティーヴ・マックイーン監督の特徴で、他の映画でも時系列を逆にしています。彼の作品をぜひチェックして見てください😉

 

映画の撮影方法にも注目して見て欲しいです👍

 

人種差別の問題がよく分かる映画です!ぜひ見て下さい✌🏿