『レボリューショナリーロード/燃え尽きるまで』 理想の夫婦に起きた衝撃の結末!

 

今回は

『レボリューショナリーロード/燃え尽きるまで』

をご紹介します!

 

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2008年 119分 アメリカ、イギリス

 

 

知っている方もいると思いますが、実はこの主演の2人あのタイタニックの2人です!!

 

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1997年 「タイタニック

 11年ぶりの共演に話題を呼んだ作品です!!

 

タイタニックのようなロマンス映画だと思っている方注意⚠️

 

結婚する前に見てほしい映画1位

結婚したくなくなる映画1位

後味悪いの好きな人に勧めたい映画

 

っていうトラウマな映画です笑

 

 

ヒューマンドラマなのに、なんかホラー映画を見ているような感覚になりました😱

でも、話の展開は面白いし、結婚するってこういうことって納得させられます!!

 

 

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あらすじ 

1950年代アメリカ。フランクとエイプリルは2人の子供に恵まれ、アメリカ・コネチカット州の郊外にある「レボリューショナリーロード」で幸せに暮らしていた。

美しい妻、仕事ができる夫、可愛い2人の子供。まるで絵に描いたような理想な家族であった。

 

 

エイプリルは結婚する前、女優になる夢があった。しかし、才能に恵まれずその夢を諦め、良き妻でいることに専念していた。一方フランクは、仕事への生きがいを見出せずにいた。そして会社の女性と浮気をしていた。2人の夫婦生活はマンネリ化していた。

 

会社から帰宅すると、30歳の誕生日を迎えたフランクを家族が迎えてくれた。

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エイプリルは結婚当初にフランクが憧れていたパリでの生活が、この平凡な暮らしから向け出せ、人生に意味を持たせると考えた。

 

そしてエイプリルはパリで生活しようと提案する。

 

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フランクもその計画に賛同し、人生をやり直すためパリ移住計画が始まる。

 

ご近所さんや会社の同僚などからはいろいろ言われたりしたが、そんなことは気にせずパリでの生活に夢を膨らませていた。

 

 

夫婦生活もパリ移住計画も順調に進んでいたかのように思えた…。

 

 

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 理想と現実に翻弄される2人。空虚な生活から向けだすのは簡単ではなかった。

 

 

衝撃のラスト!!

 

 

 

 

 

 

感想

観た後はとにかく複雑な気持ちです…。夢を諦めきれない妻、現実主義の夫。価値観のづれで崩れた夫婦関係。この価値観のづれはどのカップルや夫婦にもある話です。

現実主義のフランクには賛成できたけれど、エイプリルは自分のことしか考えていなくて自己中心的だと感じてしまいました。

 

どんどん崩れていく夫婦関係に少し恐怖というかハラハラしていきました😨

 

 

この映画は1950年代のアメリカを象徴している映画ですね。全体主義として、決まった様式にこだわっているところが特徴です。みんな同じ格好して同じようなことをして…。パリ移住計画を明かした時に会社の同僚などからいろいろと言われていたシーンを観るとその当時の風潮がよくわかります。

下の写真は1950年代アメリカで撮られたものです。

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この映画夫婦にフォーカスしているため、子供たちがほとんど出てきません。3組の夫婦が出てくるのですが、それぞれの夫婦関係には、夫婦それぞれ問題を抱えています。その中でもウィーラー夫妻が一番真正面から向き合おうとしてぶつかり合っていた気がしましたね。

 

ウィーラー夫婦大喧嘩のシーンの演技力が素晴らしいのでそこにも注目してみてください!!主演2人の演技力に圧倒されました!!

 

個人的にこの映画の重要人物だと思う、ご近所さんのヘレン(ウィーラー夫妻に物件を紹介した奥さん)の息子ジョン!!ジョンは精神疾患を抱えていて、精神病院に入院していました。ヘレンは、ウィーラー夫妻にジョンの相手をしてほしいと依頼していて、ウィーラー夫妻も快く受け入れていました。

 

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会社の同僚や友人からパリ行きについていろいろ言われていたのですが、ジョンだけは2人の計画に賛成してくれていました。

 

以前は優秀な数学者だったジョンは事故により精神疾患を患い、人生に絶望しているジョンだからこそ彼の言葉がとっても心に刺さります。

 

ジョンの名言

「空虚は誰でも感じるが、絶望するには勇気が要る」

 

世間からは変人扱いを受けているジョンですが、この映画の中で一番正論を話していて、まともだったのはジョンだったような気もします。

 

 

 

⚠️ここからネタバレ含みます⚠️

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エイプリルの予期せぬ妊娠でパリ行きを中止にした2人。

大喧嘩の末にフランクから「堕ろせばよかったんだ!!」と罵倒され、自分でもどうすれば良いか分からなくなっていたエイプリルは精神的に相当追い込まれていたと感じました。

ちなみにアメリカで人工中絶が合法的に認められたのは1973年

 

1950年代のアメリカでは、まだ中絶は認められておらず、エイプリルのようにプラスチック製の人工中絶を使用し命を落とす女性が多くいたそうです。

 

望まない妊娠をしたエイプリルはもし3人目の子供を産んでも、幸せにはなれなったと思うし、もしパリへ行ったとしても夫婦関係はうまくいかなかったのではないかと思いました。

 

 

 

 

長年付き添ってきても、不満はあったりします。どんな結婚生活にも困難があり、それを共に乗り越えていくことが結婚です。